バベル

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥさんという、いつになっても覚えられない名前の監督のこの作品、日本では菊池凛子さんがオスカーにノミネートされたために話題になりました。


イニャリトゥさんの作品では、21グラムを観たことがありました。センスはあるだろうに、たいした作品でははなかったようなイメージでした。

この映画も同じです。センスはあると思いますが、いま一歩な感じ。
でも、映画に対する真摯な姿勢の感じられる良作だとは思います。


菊池凛子さんですが、自分のような素人にはよくわからないほどの良い演技をしているのでしょうが、いかんせん、女子高生に見えない。
趣味の悪いコスプレにしか見えない(女子高生にはうるさい)。



総評

観ても損はない良作ではある。
だが、残念ながら、イニャリトゥ監督がどこかのインタビューで言っていた言葉以上の感動は覚えず。


★★★☆


「人は失ったもので形成される。人生は失うことの連続だ。失うことでなりたかった自分になるのではなく、本当の自分になれるのだ」